ポケモンレート環境攻略日記

中堅ポケモンを従えて全力で環境上位ポケモンを倒しに行くブログです。

キノガッサの型と対策 環境上位ポケ攻略講座 ポケモンサンムーン

 

こんにちは。

一か月ぶりくらいの記事になります。対策記事はこれで5つめです。

シングルレートシーズン4も新規のパーティでレート潜っていましたが、予想以上に順調にレート2000を達成しましたので、記事を書くことを思い立ちました。構築記事は今シーズン中には書くつもりです。

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さて、今回対策が難しいポケモンとして注目したのはこのポケモンです。

 

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3世代で初登場したキノガッサですね。その後特性の追加など強化があり、5世代で個体数ピーク(推定)を迎え、6世代でとくせいぼうじんの強化、ぼうじんゴーグル追加や草タイプに粉技無効、眠りの仕様変更など露骨なまでの弱体化を受けたものの、いまだに環境上位に位置するポケモンです。

シーズン2では個体数はそれほど多くはなかったものの、シーズンが変わるにつれて個体数を徐々に増やし、不穏な動きを見せています。

 

 

では、キノガッサの基本性能です。

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キノガッサ

種族値 60 130 80 60 60 70

タイプ くさ かくとう

特性 ほうし ポイズンヒール テクニシャン

 

基本性能で特筆すべきは特性とA種族値130ですね。

その他はいたって平凡なのですが、キノガッサにはほかのポケモンと決定的に差別化できる技、きのこのほうしがあります。

命中100で相手を眠らせる技ですので、この強さを理解するにはポケモンにおける催眠の強さを理解しなければなりません。以下少し催眠の話をします。理解してる方も多いと思われますので、ご存知の方はPGLデータのところまで読み飛ばしてください。

 

 

 

ポケモンにおける眠り状態は、相手の技により眠らされる場合と、技ねむるを使用した場合で仕様が異なります。

ねむるを使用した場合、眠っているターン数は固定ですが、今回は相手の技で眠らされる場合(当然きのこのほうしを使用された場合も含みます)の話をします。

相手の技でねむらされた場合、2ターンから4ターンの間、眠り状態を維持します。ちょっとわかりにくいので、簡単に言うと、

ねむらされると確実に1ターンは行動不能、さらに最高で2ターン追加で行動不能となるということです。

つまりは、催眠対策がない場合、催眠技があたる前提であれば、催眠技は相手にとっては完全ノーリスクで、運が良ければ圧倒的なアドバンテージとなり、さらに交代されたりした場合も全く問題ない安定択となるということです。

ポケモンにおいては相手が安定行動してれば勝てるという状況をいかに作らせないかといのが非常に重要です。たとえば電気無効ポケモンがいないパーティは相手のボルトチェンジが安定行動になり、そのようなパーティで勝つというのは環境上位では非常に困難です。

キノガッサ対策ではきのこのほうしを安定行動にさせないというのが重要です。

 

そして、きのこのほうしについてさらに言うと、あくびを除くと唯一命中100で催眠ができる技です。さきほど催眠技があたる前提であればと言ったのはこのためで、結局外してしまうと当然安定行動にはならないのです。

 

個人的には催眠の弱体化はかなり甘いと言えると思います。1ターンで起きる可能性がある仕様にすべきだと思いますね。素催眠ゲンガーに上位レートで3タテされたりすることもあります。このあたりをうまく調整すればもっとポケモンは面白くなると思います。今でもこれだけ面白いのですから。

 

 

 

話がそれましたがここから本題です

キノガッサのPGLデータを見てみましょう。

持ち物

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性格

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特性

 

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今回も特徴を整理しましょう。

①もちものはほとんど(90%以上)がきあいのたすき どくどくだまも一定数いる

②性格はいじっぱりとようきでほぼ100%、若干いじっぱりが多い

③技は上位4技が驚異の90%越え

④特性ポイズンヒールの割合≒持ち物どくどくだまの割合

 ミミッキュのところで上位技4つがこれほど高いポケモンはいないのではないかと話しましたが、キノガッサはもっと極端でしたねw

 

では型解説です。

①テクニシャン型

持ち物 きあいのたすき 

性格 いじっぱりorようき

努力値 A252 B6 S252

技 きのこのほうし タネマシンガン がんせきふうじ マッハパンチ

キノガッサの基本型と言える型ですね。

Sに最大限努力値を割き、上から眠らせる範囲を増やし、かつ高い火力を活かすためAにも努力値を割いています。

この技構成は範囲が広い上、攻撃技すべてにテクニシャン補正がかかり、特性も最大限に活かせています。

ただ催眠対策をするだけでなく、高火力の攻撃技にたいする耐久力も必要になってきます。

きあいのたすき以外のテクニシャンキノガッサは無視していいレベルの個体数と思ってます。しかしようきよりいじっぱりが多いんですね。これは意外な結果でした。

 

ポイズンヒール

持ち物 どくどくだま

性格 ようき

努力値 H252 A6 S252など

確定技 きのこのほうし みがわり

選択技 つるぎのまい、ビルドアップ、きあいパンチ、がんせきふうじなど

Sの遅いポケモンをはめる型です。

上からねむらせて、みがわりをはり、眠ってる間に積み、攻撃するのが基本的な動きです。

つるぎのまいとビルドアップは選択、のこり1ウエポンが多いでしょうか。

対策していない場合の全抜き性能はテクニシャンより高く、数は多くないですが、ある程度意識する必要はあるかと思います。

 

さて対策です。催眠対策方法が増えてきた現状、眠らせないと機能しないポイズンヒール型は減少傾向にあり、基本的にはテクニシャン型に厚く対策を考えて良いと思います。

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カプ・コケコ@デンキZなど

特性 エレキメイカー

性格 おくびょう

努力値 C252 B6 S252

技 10まんボルト マジカルシャイン ボルトチェンジ めざめるパワー

ガッサ対策として最も安定したポケモンとして挙げるにはやや弱いと思いますが、汎用性を重視して筆頭として挙げます。

特性エレキメイカーのおかげで、地に足ついてるポケモンであればきのこのほうしを無効化できます。

上から殴れる上、先制技であるマッハパンチも半減できます。

ガッサ対策はきのこのほうし対策+高火力技対策、きあいのたすきによる行動保障対策が必要です。

コケコであればガッサとの対面をつくれれば、エレキフィールドで後続の催眠対策をしつつボルトチェンジし、たすきであればたすきつぶし、どくどくだま持ちのポイズンヒールなら眠らないので単純に相性上優位な後続で対処できます。

ごくまれにいるスカーフがきついですが数的には無視できるレベルである上、先手を取られた段階で型特定できますので、負けにつながるということはそれほど多くないと思います。

めざめるパワーなど技構成もパーティに応じてアレンジする余裕があり、持ち物も同様ですので、組み込みやすいですね。

ゲンガーなどのさいみんじゅつ、フシギバナなどのねむりごな等、他の催眠技も防げるのが魅力です。


 

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フシギバナフシギバナイト

特性 ようりょくそ→あついしぼう

性格 ずぶとい

努力値 H252 B252 S6

技 こうごうせい ヘドロばくだん ギガドレイン やどりぎのタネ 

きのこのほうしを無効化、かつマッハパンチ、タネマシンガンの通りが悪く、がんせきふうじもH252振りだけで乱数4発で抑えられ、後出しが安定すると言えるポケモンです。恐らくキノガッサ使いはこいつを見ただけで多少選出を躊躇すると思います。

こちらも技構成などには余裕があり、いろいろアレンジができます。普通の型なら一般的なキノガッサに勝てない構成にはまずならないのではないでしょうか。

私はS3でコータス+フシギバナを使っておりましたが、耐久無振りのメガでないフシギバナですら高乱数で特化テクニがんせきふうじを2耐えしますので、ステロでの襷破壊と合わせて十分ガッサ対策として機能していました。

 

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ジャローダゴツゴツメット

特性 あまのじゃく

性格 おくびょう

努力値 H244 D12  S252

技 リーフストーム めざめるパワー(炎) リフレクター こうごうせい

こちらはS2で採用していたジャローダそのままです。

記事ではガルーラ、ミミッキュの対策として紹介しましたが、キノガッサ対策の筆頭でもありました。

きのこのほうしを無効化できる上、がんせきふうじでS上昇でき、壁をはったりもできるため、相手の後続に負担をかけやすいです。

もちものもゴツメで、あいてのマッハパンチ読みで出せれば襷破壊ができます。 

 

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バルジーナゴツゴツメット

特性 ぼうじん

性格 ずぶとい

努力値 H252 B244 S12

技  イカサマ どくどく ちょうはつ はねやすめ

S1や、6世代で幅広く活躍してくれました、バルジーナ

優秀なのは高耐久な上、飛行タイプなので、地面無効化でき、耐性面でほかのガッサ対策とは違うため、パーティによっては採用しやすいです。

きのこのほうしは特性ぼうじんで無効化します。

挑発と再生回復もちの高耐久、さらに悪タイプなのでいたずらごころによる優先度つきの補助技は無効化でき、ポテンシャルは高いです。種々の害悪に強いのは魅力。

特化がんせきふうじを2耐えでき、後出しで安定して倒せます。

フェアリー環境の逆風がありますが、そこを裏でどうするかがこのポケモンの課題ではあります。

 

今回の記事は以上です。

他には相性上優位なポケモンぼうじんゴーグルをもたせたり、ねごとを覚えさせる方法があります。前者は持ち物スペース、後者は技スペースを消費してしまうため、汎用性でどうしても劣ってしまいがちです。

キノガッサ対策は構築を考える際は忘れずに施しましょう。対策がないと負けに直結しますのでね。

長文失礼しました。

 

以下対策記事リンクです

カプ・テテフ

http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/02/25/103533

リザードン

http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/03/02/235614

ミミッキュ

http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/03/22/000155

オニゴーリ

http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/05/19/002006

キノガッサ

http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/06/25/125359