カプ・テテフの型と対策 環境上位ポケ攻略講座 ポケモンサンムーン
こんにちは。
ポケモンでシングルレートをやってるTNしゅうと申します。
今までは構築記事メインでしたが、今回から新しい試みで、環境上位のポケモンたちの対策記事を書いてみようと思います。
この記事を書こうとした背景として、一般的なこういったタイプの記事は、環境上位のポケモン対策に環境上位のポケモンを使うのを前提としているものばかりで、縛りパを使ってる私みたいな人には参考にしにくい部分が多いということがあります。
みなさんに普段あまりスポットライトを浴びないポケモンを使ってほしいということ、そして自分自身が構築を考える際の参考にするため初めてみることにしました。
また、ガチパを組む方もこんな選択肢もあると参考にしていただけたら嬉しいです。
最初はKP1位のポケモン、まあガブリアスからかな…。とおもっていたところ、KP1位がテテフになるというまさかの事態。急遽テテフの対策記事となりました。
さて、本題です。
まずはカプ・テテフの特徴をお話しします。
種族値 70 85 75 130 115 95 合計570
タイプ エスパー フェアリー
特性 サイコメイカー
この特性がバランスを間違えてるとしか思えない強力な特性です。
サイコメイカーは、場に出たときにサイコフィールドを展開する特性です。
サイコフィールドは5ターンの間、浮遊、飛行タイプのポケモン以外に適応され、
エスパータイプの技の威力を1.5倍、先制技を無効化するというものです。
つまり、Sに割いたテテフは、
①C130からタイプ一致90ないし80技を持ち物補正なしでも1.5倍(メガネラティオスのエスパー技と同火力)で上から打てる
②相手の先制技無効化
③H70 B75 D115と準伝の種族値を活かした並以上の耐久
という特徴があり、数多くの相手に
メガネC130タイプ一致並の火力の攻撃を2回入れることができるのです。恐ろしいですね。
ではPGLのデータを見てみましょう。シングル勢なのでシングル専門での解説です。
持ち物
性格
技
特徴としてわかるのは
①性格がひかえめとおくびょうで98%を超えている
②持ち物はスカーフ、メガネ、エスパーZ、チョッキで90%近い
③技は上位7つが高火力ウェポン ちょうはつやめいそう持ちもいるが少数
ここから読み取れることとしては、フルアタックのC振りアタッカーが圧倒的に多いと思われるということですね。
では一般的な型解説です
①こだわりスカーフ型
持ち物 こだわりスカーフ
性格 おくびょうorひかえめ
努力値 C252 S252 D6など
選択技 シャドーボール 10まんボルト めざめるパワー(炎) サイコショック
上から殴れる範囲を広くすることで対面性能を上げた型です。
終盤の一掃役として活躍しやすいだけでなく、先発要員としても使える汎用性の高い型です。
HBに一部割くことで対物理性能を上げた型も存在します。
メガガルーラの捨身タックル耐えなどもいるようですね。
おくびょうだと準速(補正なしS252振り)スカーフガブリアスを抜けるなど相手のスカーフに強いです。
②こだわりメガネ型
持ち物 こだわりメガネ
性格 ひかえめorおくびょう
努力値 C252 S252 D6など
選択技 シャドーボール 10まんボルト めざめるパワー(炎) サイコショック
こちらは一撃の火力を補強することで相手のサイクル崩し性能を向上させる型です。
相手の受けだしを許さない超火力が魅力です。
火力の押し付けをするのが仕事なので、ひかえめが主体になります。
こちらも耐久調整をする型もいるようです。
技に関しては恐らくスカーフ型とあまり変わらないと思われます。私ならメガネならサイコショックを採用する(一致高火力の押し付けのため)ので、スカーフよりショックは多いかもしれないですね。
③エスパーZ型
持ち物 エスパーZ
性格 ひかえめorおくびょう
努力値 C252 S252 D6など
選択技 シャドーボール 10まんボルト めざめるパワー(炎) サイコショック
瞬間最高火力を出せるエスパーZを活かした型です。
めいそうを積んでさらに火力を向上させたり、ZスキルスワップでSを上げて戦う個体もみたことがあります。
やはり努力値はCSベースですが、耐久調整をしている型も多いです。
受けループに非常に強いと思われ、汎用性もある型だと思います。
④とつげきチョッキ型
持ち物 とつげきチョッキ
性格 ひかえめ
努力値 C252 HD調整など
選択技 シャドーボール 10まんボルト めざめるパワー(炎) サイコショック
上から殴ることはある程度捨て、特殊への後出し性能を向上させた型です。
比較的数は少ないのでそこまで意識しなくてよいと思いますが…。
テテフの強みを活かしにくい型なので今後も増えないのではないでしょうか。
さて、ここからは対策になります。
ちなみに、一般的な対策では
ギルガルドやテッカグヤ、メタグロスなどの鋼、他にはゲッコウガやミミッキュあたりがメジャーですかね。まあ私もミミッキュに関しては使ってますけどね…、
鋼タイプであればメイン2ウェポンを半減できるので比較的相手しやすいです。しかしめざ炎やきあいだま、シャドボなどのサブウェポンを持ってる個体が非常に多くそれでも安定しない場合がありますが。
では対策ポケモン案を示したいと思います。
ベトベトン@フィラのみ
特性 くいしんぼう
性格 いじっぱり
努力値 H252 A252 S6
技 ダストシュート(どくづき) はたきおとす かげうち どくどく
まあ割とメジャーな対策ポケモンですが、KPはそれほど高くないです。
鋼や地面に対するまともな打点がないのが一つの要因かと思われますが、技はそこそこ豊富に覚えるので、構成次第である程度範囲を広げられます。
被ダメージですが、メインウェポンのサイキネを無効化できるため、ムンフォのダメージだけを考えればよく、ひかえめメガネテテフのムンフォですらフィラのみの回復込みで最高乱数を2連続で引かない限り2耐えできる耐久を誇ります。
与ダメージはどくづきで無振りテテフは113.1~133.7%の確定1発で、ほとんどのテテフを一撃で倒せるので、テテフ対策のみを考えるならどくづきで十分です。しかし、火力不足感があるのは確かなので、汎用性を考えるとダストシュートのほうが有用かなとも思います。
持ち物はチョッキとの選択です。比較してチョッキは、ベトベトンのHPが削られていない場合、一撃で持ち物なしベトベトンを落とせる特殊の高火力ポケモンに対して強くなるという一点で優位です。たとえばおくびょうメガリザードンyのオーバーヒートは50%の中乱数で落とされてしまいます。まあこのぐらいなら耐久調整でもカバーできますがね。これを超える特殊の高火力は環境にいないと言ってもいいレベルなので、ほとんど気にならないことが多いと思います。
ほかには積んだ相手に後出しする場合もチョッキがいい場合はあります。ひかえめC252霊獣ボルトのわるだくみ後10万ですら持ち物なしで低乱数なので、それも限られた状況ですね。
それと、特性どくしゅを選択でき、追加効果に期待はできます。
もちろん、サイクル戦を考慮する場合、削られた状態を考慮する必要があるので、対特殊においてその点ではチョッキに軍配が上がります。
一方、デメリットは一撃を耐える物理に対しての耐久力が大幅に劣る点と変化技を採用できなくなる点です。特に前者が汎用性に大きく関わると思われ、こちらを選択しました。ラストの枠のどくどくは数値受けにくるポケモンへの打点としての採用です。かわらわりやだいもんじ、クリアスモッグやいわなだれ、おいうちも選択肢に入ると思われます。
特性 すなおこし
性格 いじっぱり
努力値 H252 A252 D6
技 ロックブラスト じしん ヘビーボンバー だいばくはつ
特性すなおこしを新たに獲得したギガイアスです。
砂下でのD1.5倍を利用し、特殊流しに特化した型です。
テテフのフィールド下エスパーZサイキネを砂込みで確定耐えでき、返しのヘビーボンバーで確定1発が取れます。
砂パの起動要因にもできます。そこそこ汎用性はあると思います。
特性頑丈でも一撃耐えてヘビーボンバーで確定で倒せるので、頑丈も選択肢になります。
特性 かたいつめ
性格 ようき
努力値 A252 D6 S252
ほとんどのテテフを無償で突破することができ、かつ命中安定という素晴らしい長所を兼ね備えたポケモンです。
かたいつめ込みでアイアンヘッドで耐久無振りテテフを確定1発です。
おくびょうスカーフテテフ以外は上をとることができ、かつおくびょうに上をとられても一撃耐えて返しのアイアンヘッドで倒せます。
耐久調整されていて万が一アイアンヘッドを耐えられても、3割怯みで勝てます。
メインウェポンの火力はやや不足気味ですが、環境にはささっていると言えると思います。
技はPTと相談ですが岩技、アイヘまではほぼ確定、残りはつばめがえしやじしん、こおりのキバやほのおのキバ、ちょうはつなどでしょうか。
そしてプテラを残してテテフを突破できれば、広い技範囲を活かして後続に大打撃を与えられることが多いです。実際に使ってみてわかりました。
特性 かたやぶり
性格 ようき(スカーフの場合)、いじっぱりorしんちょう(チョッキの場合)
努力値 A252 D6 S252(スカーフ) A252 D252 S6(チョッキ)
技 じしん いわなだれ アイアンヘッド つのドリルorステルスロック
上記のポケモンたちよりもKPが高いです。
メガ枠を消費しない、かつ汎用性が高いという点で評価が高いポケモンです。
ただし、スカーフの場合、相手の最速スカーフきあいだまで確定1発をとられるので、型次第では無償突破を許してしまいます。
その点チョッキであれば後出し性能もありますしテテフ対策では安定しますが、汎用性が低くなります。特にミミッキュに圧倒的に強いというメリットが弱くなりますね。
最後の1枠は正直汎用性を考えるとつのドリルだと思います。私は縛りルールのせいで使えませんがね。
今回の記事は以上です。
しかしダメージ計算などしてて改めて思ったのですが、
カプ・テテフという圧倒的数値のポケモンを中堅ポケモンで対策するのはほぼ不可能です。先制技無効さえなければどうとでもなったのでしょうがシングルに関して言えば明らかにバランスをくずしているポケモンと言えるでしょう。それでも6世代ガルーラより楽ですけどね…。
ただし、対策というのは、ある程度の後出し性能や、サイクルの中でステルスロックなどを巻かれた状況もある程度想定して倒せる、という意味合いでの話です。対面で倒せるレベルでの話であれば、物理の特性がんじょうや襷持ちの毒や鋼タイプであればほぼ問題ありません。
今後の対策記事も、対策というからにはそのレベルでの対策を書いていくつもりです。
上記のポケモンであれば安定した対策になると思われるのでぜひ使ってみてください。長文失礼しました。
この記事の中のメガプテラを組み込んだ構築で2000達成しました。よろしければこちらもどうぞ
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/05/07/193857
以下対策記事リンクです
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/02/25/103533
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/03/02/235614
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/03/22/000155
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/05/19/002006
http://atlasyu.hatenablog.com/entry/2017/06/25/125359